ごあいさつ
熱き才能の発表の場として、1990年にスタートした「TURNER AWARD」は学生のための公募展です。これまでの応募作品は延べ30,000点近く、絵画、イラストレーションからレリーフ、オブジェや立体作品など、アクリル絵具の限りない可能性と、優れた表現力を見事に活かした自由な発想の力作が集まりました。
今年で27回目となる「TURNER AWARD 2016」。審査員は第一線で活躍されている、岩渕貞哉氏(『美術手帖』編集長)、齋藤芽生氏(アーティスト 東京藝術大学准教授)、中村佑介氏(イラストレーター)、本吉康成氏(『イラストレーション』編集長)、八木秀人氏(アートディレクター)の5名。560点のご応募の中から、大賞は、大人倫菜さんの「もっと自由に生きればいいのに」に決定し、全部で51点の入賞・入選作品が選ばれました。
また、入賞・入選作品展は、東京のターナーギャラリーのほか、大阪、名古屋と巡回展を行い、より多くの全国の皆さまにご覧いただくことで、若手芸術家の次へのステップの一助となれば幸いです。
これからも時代を切り拓く作品、限りない可能性を持つ作品、明日の色をつくる作品をお待ちしており-ます。TURNER AWARD が、アクリル絵具というツール、ターナーギャラリーというメディア、公募というステップにより、若手芸術家が世界へ羽ばたく足がかりとなることを願ってやみません。
そして、そうした多くの若手芸術家が活躍し、生活に彩りを与える豊かな社会の実現にこれからも貢献してまいります。
最後になりましたが、ご協力並びにご支援をいただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。
2017年1月 ターナー色彩株式会社