ターナー色彩株式会社

5つの特長ジャパネスクカラー5つの特長


純白胡粉(じゅんぱくごふん)
J.P.WHITE GOHUN/299-A
[PW18] ★★★ [色名由来]
真白な顔料で奈良時代は錫を焼いて造る鉛白であったが、中世よりは牡蛎などの貝殻を風化させて砕いて作る。

白胡粉(しろごふん)
J.WHITE GOHUN/300-A
[PW18] ★★★ [色名由来]
白い顔料で奈良時代は錫を焼いて造る鉛白であったが、中世よりは牡蛎などの貝殻を風化させて砕いて作る。

(しろ)
J.WHITE/301-A
[PW6] ★★★ [色名由来]
古来「しろ」は「素(しろ)」で生地そのままの色のこと。清浄無垢・潔白を表し、神事に関わる神聖な色として尊ばれている。

藍鼠(あいねず)
J.GRAY/302-A
[PW6/PB15/PBk7/PV23] ★★[色名由来]
江戸時代中期頃に粋好みの傾向から流行した、渋い無彩色で文字通り藍色に淡い灰色をかけたもの。

鉛色(なまりいろ)
J.BLUE GRAY/303-A
[PW6/PB29/PBk7] ★★★[色名由来]
古来、「しろがね」と呼ばれていた。金属の鉛の表面のようなやや青みをおびた灰色を言う。銀色や錫色より暗い色。

青墨(あおずみ)
J.BLUE BLACK/306-A
[PBk7/PB15/PV23] ★★★[色名由来]
藍色がかかった墨色のこと。松材を燃やして煤をとったものを松煙といい、青墨となる。奈良時代からある。

赤墨(あかずみ)
J.RED BLACK/307-A
[PBk7/PR101] ★★★[色名由来]
正倉院宝物・文献で登場します。菜種油煙と紅花を利用した和墨に赤みがあることに由来する。

消炭色(けしずみいろ)
J.DARK GREY/308-A
[PBk7] ★★★[色名由来]
消炭のような黒に近い灰色。消炭とは燃えた薪の火を消して作った柔らかい炭を言う。

黄檗色(きはだいろ)
J.PALE YELLOW/310-A
[PW6/PY3/PY42] ★★[色名由来]
黄蘗で染めた、わずかに緑味の黄色を言う。黄蘗は奈良時代にすでに写経や戸籍簿の紙を染めるのに使われている。

蒸栗色(むしくりいろ)
J.ENAMEL/311-A
[PW6/PY42/PY74/PBk7] ★★★[色名由来]
蒸した栗の中実の色に似た、緑味の柔らかい黄色。栗色は果実の表皮の赤茶色のことで蒸栗色とはまったく異なる。

鬱金色(うこんいろ)
J.DEEP YELLOW/312-A
[PY74/PY42/PR101] ★★★[色名由来]
欝金草の根を用いて染めた鮮やかな黄色。江戸(元禄)時代の小袖の流行色。古道具の包布や産着にも使われた。

黄丹(おうに)
J.STRONG ORANGE/316-A
[PY42/PO73/PY170] ★★★[色名由来]
冴えた赤橙色を言う、太宝令・衣服令(701年)から以降、黄丹は皇太子の袍色として現代まで続いている。

緋色(ひいろ)
J.SCARLET/320-A
[PW6/PR9/PR254/PBk7] ★★[色名由来]
茜染めの最も鮮やかな黄みの赤のことを指します。戦国武将の陣羽織や、歌舞伎舞台の緋毛氈等にも用いられます。

猩々緋(しょうじょうひ)
J.YELLOW RED/321-A
[PR254/PR101] ★★★[色名由来]
南蛮船で日本へもたらされた赤地の羊毛羅紗。ケルメス、後に中米産のコチニールという虫の赤に少し黄味を加える。

深緋(こきひ)
J.RED/322-A
[PR14/PR170] ★★[色名由来]
茜の下染めに紫根を上掛けした、紫みの暗い赤を言う。緋の色甚だ深くして黒くなりたるを言う。「くろあけ」とも呼ばれた。

葡萄酒色(ぶどうしゅいろ)
J.RED PURPLE/323-A
[fluorescent/PR14/PV23] ★[色名由来]
茶色味の強い赤で、葡萄酒のような濃い赤紫色。古代では貝殻の分泌液で染色されていた。

臙脂色(えんじいろ)
J.DEEP RED/324-A
[PR14/PR122] ★★[色名由来]
コチニールと言う虫から取った動物性色料「正臙脂」に由来して呼ばれるようになった。一般に濃い赤色を指す。

一斤染(いっこんぞめ)
J.PALE PINK/325-A
[PW6/PR101] ★★★[色名由来]
紅花一斤で絹一疋を染めた淡紅色を言う。この色を試し色としより濃い色を「禁色(きんじき)」、淡い色を「聴(ゆる)し色」とした。

紅梅色(こうばいいろ)
J.DEEP PINK/326-A
[PW6/PR101/PR14] ★★[色名由来]
淡い藍の下染めに紅花を上掛けした、紅梅の花の色に似て、かすかに紫色を含む淡い紅の色を言う。

真朱(しんしゅ)
J.RED BROWN/327-A
[PW6/PR101/PR254] ★★★[色名由来]
天然産の良質の朱砂の色のような、黒味の濃い赤色を言う。真朱の真は人造の銀朱に対しての真の朱という意味である。

苺色(いちごいろ)
J.STRAWBERRY RED/328-A
[PW6/PR238]

[色名由来]
苺の果実のような、強い赤味の赤紫色。苺は江戸時代にオランダから伝わったと言われている。

梅紫(うめむらさき)
J.GREYISH RED/329-A
[PW6/PR122/PR254/PBk7]
★★★[色名由来]
赤味のやや鈍い紫色に用いられる。梅は紅梅の紅色を指すともに、梅染の赤色を指すとも言われている。

柴色(ふしいろ)
J.GREYISH BEIGE/330-A
[PW6/PY74/PR101/PBk7]
★★★[色名由来]
栗やくぬぎの木などの煎汁に鉄分や灰汁を触媒として染め出される、鼠がかった黄褐色である。

砥の粉色(とのこいろ)
J.IVORY YELLOW/331-A
[PW6/PY42/PR101/PBk7] ★★★[色名由来]
砥粉は刃物をとぐ際に砥石からでる粉末で、白木の化粧や漆器の下塗りなどの他、化粧や、刀を磨く際にも使われていた。

香色(こういろ)
J.BEIGE/332-A
[PW6/PY42/PR101/PBk7] ★★★[色名由来]
丁子という樹木の花の蕾を乾燥させたものを丁香(クローブ)と言い、この丁香で染めると芳香が移ることから「香色」と言われる。

生壁色(なまかべいろ)
J.DEEP BEIGE/333-A
[PW6/PBr11/PY42/PBk7] ★★★[色名由来]
塗り立てで、まだ乾いていない壁色のような、灰味の黄渇色を言う。鼠色系に入る色で江戸時代に人気があった。

狐色(きつねいろ)
J.YELLOW BROWN/334-A
[PY42/PBr11] ★★★[色名由来]
狐の背色に似た黄褐色。濃くくすんだ赤味の黄色。黄味のこの色は室町時代から好まれた色。

煙草色(たばこいろ)
J.BROWN/335-A
[PBr11/PBk7] ★★★[色名由来]
たばこの葉のように黄みのある茶色を言う。タバコの語源はポルトガル語のtabaccoから来ている。

棕櫚色(しゅろいろ)
J.GREYISH BROWN/336-A
[PR101/PBr11/PBk7] ★★★[色名由来]
棕櫚(ヤシ科)の毛苞(もうほう)の色。これを使って、編み物、織り物を作る。

焦茶(こげちゃ)
J.BURNT UMBER/337-A
[PBr11/PBk7/PR101] ★★★[色名由来]
物の焦げたような黒褐色を言う。濃い黒味の茶色。日本の伝統色には茶系統がことのほか多い。

憲法色(けんぽういろ)
J.DARK BROWN/338-A
[PR101/PBk7] ★★★[色名由来]
吉岡流剣法の祖、吉岡憲房にちなむ色名で櫟の実(どんぐり)などタンニン質の染料で鉄媒染により染められた色。

海老茶(えびちゃ)
J.RED BROWN/339-A
[PR14/PR101/PBk7/PBr11] ★★[色名由来]
伊勢海老を茹でた時の殻の色が由来。少し黄色の暗赤色。この色の袴が明治中頃から大賞にかけて女学生に大流行した。

浅緑(あさみどり)
J.PALE GREEN/340-A
[PW6/PY42/PG7] ★★★[色名由来]
昔から染色の濃い薄いは深と浅で表し、緑だけが深い浅いを継承している。糸、野辺、霞などにかかる枕詞としても用いる。

若芽色(わかめいろ)
J.LIGHT GREEN/341-A
[W6/PY42/PY3/PG7] ★★★[色名由来]
若さと芽を重ねて芽生えたばかりを強調する色。薄い黄色及びわずかに黄味の薄い緑色を言う。

苔色(こけいろ)
J.YELLOW GREEN/342-A
[PY42/PY74/PB15] ★★★[色名由来]
苔の種類で珪藻の色に似た色。濃い萌黄色を言う。微妙な色合いをもつ美しさは古くから日本人に好まれていた。

若草色(わかくさいろ)
J.GREEN LIGHT/343-A
[PG7/PY74/PBk7] ★★★[色名由来]
萌え出た若葉のような、冴えた黄緑色を言う。冬の後には必ず春が巡ってくるような新鮮な響きをもつ色名である。

海松茶(みるちゃ)
J.OLIVE GREEN/344-A
[PY42/PR101/PB15] ★★★[色名由来]
暗い黄赤系の海松色。江戸時代前期以後の流行色。平安時代からの伝統色、海松と同一に用いられる事も多い。

松葉色(まつばいろ)
J.GRAYISH GREEN/345-A
[PW6/PY74/PG7/PBk7] ★★★[色名由来]
松の葉の色。やや灰味の黄緑色。重ねの色目では15歳までの色としているので、春先のまだ緑味の薄い黒松の葉の色。

千歳緑(せんざいみどり)
J.DEEP GREEN/346-A
[PY42/PB15/PR101] ★★★[色名由来]
常緑の木の色からきた色名で、古木の松の濃く暗い緑を言う。千歳はいく年月も変わらない常緑の松のような縁起の良い色名。

海松藍(みるあい)
J.DARK GREEN/347-A
[PY55/PB15/PR254/PBk7] ★★[色名由来]
海松茶にさらに藍色がかった色。暗い灰青緑色。江戸時代に広く愛用された。「藍海松茶」とも言う。

黒緑(くろみどり)
J.BLACK GREEN/348-A
[PB15/PBk7/PY3]
Z ★★★[色名由来]
黒に近い緑色を表すための色名で、一般には「暗緑色」と言うことが多い。

木蘭色(もくらんじき)
J.DARK YELLOW/349-A
[PW6/PY74/PR101/PBk7]
★★★[色名由来]
「もくらんじき」と読み、江戸時代の呼び名となります。また室町時代には別名で「蘭茶」(らんちゃ)とも呼ばれていました。

淡水色(うすみずいろ)
J.PALE BLUE/350-A
[PW6/PY42/PB15]
★★★[色名由来]
万葉集の時代には、水色は水縹。平安時代の散文には水縹と水色の両方が使われ、中世以降は水色が主流になった。

露草色(つゆくさいろ)
J.LIGHT BLUE/351-A
[PB29/PW6/PB15/PBk7]
★★[色名由来]
露草の花の鮮やかな瑠璃色。「花田色」「縹色」(はなだいろ)とも言い、古代における青色を指す名前となってた。

瑠璃色(るりいろ)
J.BLUE/352-A
[PR29/PB15/PW6/PBk7]
★★[色名由来]
七宝の一つに数えられている玉石の瑠璃(ラピスラズリ)の色のような、紫味の冴えた青色を言う。

濃縹(こきはなだ)
J.DARK BLUE/353-A
[PB29/PB15/PG7/PY3] ★★★[色名由来]
藍で染めたかなり深い色。延喜式には麻布を深縹に染める数量も表わしているが、これは乾藍を使っている。

紺青(こんじょう)
J.DEEP BLUE/354-A
[PW6/PB29/PB15/PBk7] ★★[色名由来]
岩絵具の紺青の色のような、冴えた紫味の青色を言う。江戸時代までは天然顔料を使用していた。

紺色(こんいろ)
J.PRUSSIAN BLUE/355-A
[PB29/PV23/PBk9] ★★[色名由来]
藍染で最も濃く現れる色。本来は藍染を何度も繰り返して出される色である。

鉄紺(てつこん)
J.BLACK BLUE/356-A
[PB15/PBk7/PY3] ★★★[色名由来]
鉄色をおびた紺色。暗い青色で「紺鉄」「藍鉄」とも言われる。暗い緑色である鉄色と、紺色の中間色のような色調。

白群(びゃくぐん)
J.SKY BLUE/357-A
[PW6/PB15/PV23/PBk7] ★★[色名由来]
群青の顔料の粒子をさらに微細にして染めだした色で白みの淡い青色。「白群青」とも言う。

薄紅藤(うすべにふじ)
J.PALE LILAC/359-A
[PW6/PR101/PV23] ★★[色名由来]
赤味のある薄い藤色。和装の色としては藤色は年配向き、紅藤は若向きの色として区別されていた。

紅藤(べにふじ)
J.LILAC/360-A
[PW6/PV23/PR122/PR101] ★★[色名由来]
虹を掛けた藤色。紅がかった藤色、すなわち、赤味の淡い紫を言う。江戸後期に人気があった。

藤紫(ふじむらさき)
J.VIOLET/361-A
[PW6/PV23/PR122/PBk7] ★★[色名由来]
藤色を濃くした明るい青みの紫色。藤紫の染法は江戸後期からあり、また明治文化を代表する色名である。

江戸紫(えどむらさき)
J.DEEP PURPLE/362-A
[PV23/PR122/PW6/PY42] ★★[色名由来]
紫草は昔各地で自生又は栽培されていた。その紫草の根で染めた杜若の花の色に似た濃艶な赤味の紫を言う。

黒紫(くろむらさき)
J.BLACK PURPLE/363-A
[PR122/PV23/PBk9] ★★[色名由来]
紫草の根を使い、酢と椿灰汁で染めた黒に近い濃い紫色。「けしむらさき」、「こきむらさき」とも言う。

紫苑(しおん)
J.GRAYISH PURPLE/364-A
[PW6/PR122/PBk7/PR254] ★★★[色名由来]
紫苑の花の色のような、紫草からとれる染液で何回も繰り返して染められる紫色を言う。「しおに」とも言う。

青金(あおきん)
J.BLUE GOLD/370-B
[titanium mica]
★★★[色名由来]
青味を帯びた「こがね」色。金色は色合いと輝きを放つ光沢によって、宗教世界の最高位の存在を表現します。

赤金(あかきん)
J.RED GOLD/371-B
[titanium mica]
★★★[色名由来]
赤味を帯びた「こがね」色。金色は色合いと輝きを放つ光沢によって、宗教世界の最高位の存在を表現します。

緑金(みどりきん)
J.GREEN GOLD/372-B
[titanium mica]
★★★[色名由来]
緑味を帯びた「こがね」色。金色は色合いと輝きを放つ光沢によって、宗教世界の最高位の存在を表現します。

黒金(くろきん)
J.BLACK GOLD/373-B
[titanium mica]
★★★[色名由来]
黒味を帯びた「こがね」色。金色は色合いと輝きを放つ光沢によって、宗教世界の最高位の存在を表現します。

青銅(せいどう)
J.BLUE BRONZE/375-B
[titanium mica] ★★★[色名由来]
青銅が古くなって緑青を吹き出している状態、古味のついた錆の緑青が吹いた色。「唐金色」とも言う。

(どう)
J.COPPER/376-B
[titanium mica] ★★★[色名由来]
古来、日本では「あかがね」と呼ばれていた。赤味のある茶系の金属色。

赤銅(しゃくどう)
J.RED BRONZE/377-B
[titanium mica] ★★★[色名由来]
赤銅のような色。暗い黄赤。赤銅は、銅に3〜5%の金を含む合金で、奈良時代より工芸品などに用いられた。

(ぎん)
J.SILVER/380-B
[titanium mica] ★★★[色名由来]
古来、「しろがね」と呼ばれていた。あまり光過ぎる銀色はむしろ避けられ、自然に黒ずんだ燻銀が好まれた。

黒銀(くろぎん)
J.BLACK SILVER/381-B
[titanium mica] ★★★[色名由来]
黒味を帯びた「しろがね」色。日本独特の美意識を表す暗く落ち着いた銀色。

玉虫色(赤/紫)
J.IRIDESCENCE X/395-B
[silicon dioxide] ★★★[色名由来]
光の干渉によって起こる金青から金紺の色調変化をする染色や織色に由来する、玉虫の羽のような色。

玉虫色(青/青緑)
J.IRIDESCENCE Y/396-B
[silicon dioxide] ★★★[色名由来]
光の干渉によって起こる金青緑から金青の色調変化をする染色や織色に由来する、玉虫の羽のような色。

玉虫色(黄/黄緑)
J.IRIDESCENCE Z/397-B
[silicon dioxide] ★★★[色名由来]
光の干渉によって起こる金黄緑から金緑の色調変化をする染色や織色に由来する、玉虫の羽のような色。

玉虫色(緑/濃緑)
J.IRIDESCENCE [398-B
[silicon dioxide] ★★★[色名由来]
光の干渉によって起こる金赤から金黄緑の色調変化をする染色や織色に由来する、玉虫の羽のような色。
左部分は白の上、右部分は黒の上に塗った場合。