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ターナー色彩株式会社

よくあるご質問 ターナー色彩へよくある質問をまとめています。

  • 色彩について
  • 描画・塗装時の問題
  • 用語解説

  • 絵具について
  • 塗料について
  • その他
  • ゴールデンテクニカルフォーラム

絵具のきほん

Q.絵具の組成:絵具は、なにでできてきますか?

絵具を簡単に分けると次のようになります。
顔料:色のついた粉で色のもとになるもの。
接着剤:ノリのようなもので、紙などの下地材に絵具を塗ったときに顔料を固定し紙に接着させるものです。
溶剤:絵具に流動性を持たせ、塗りやすくするもので、水性絵具では水であり、油性絵具では天然の溶剤や石油系溶剤です。
界面活性剤:石鹸の同類で、固体である顔料やノリを、うまく水になじませるために手助けするものです。
助剤その他:いわゆる添加剤で、絵具の安定性保存性を保持するもので、安心して使えるように加えるものです。

描画・塗装時の問題

絵具の乾燥時間は?

JIS(日本規格協会)では塗料の乾燥状態を、指触乾燥、半硬化乾燥、硬化乾燥の3つに分けて表しています。

指触乾燥:塗った面の中央に触れてみて、塗料で指先が汚れない状態
半硬化乾燥:指先で静かにそっとこすって塗面にすりあとが着かない状態
硬化乾燥:塗面を親指と人差し指とで強くはさんでも指紋によるへこみがつかず、 塗膜の動きが感じられず、また塗面を指先で急速に繰り返しこすってみて、すりあとが着かない状態

当社カタログにも指触乾燥、硬化乾燥時間を記載しているものは、ほぼこれにしたがって表示していますが、ポスターカラー、デザインガッシュ、ネオカラー、アクリルガッシュなどは顔料分が多いので、乾燥が進んでもこすればすりあとが着いてしまいます。
通常のエマルジョン塗料や水性絵具では指触乾燥10~30分、硬化乾燥1~数時間程度で、数時間も乾燥すれば、室内用途を目的とする絵具としての性能は十分といえます。
しかし塗料など樹脂分の多いものは、その後も2日~一週間以上かけて硬化がすすみ、塗膜強度や接着性が向上します。また、油絵具のように酸化乾燥するものは、数日から数ヶ月の長い時間でゆっくり硬化します。

乾燥を早めるには、どうしますか?

水性絵具は、まず水分が蒸発し、ついで樹脂分が融着することにより乾燥、硬化します。 従って急ぐ場合、ヘアードライアで乾かしながら制作することがよく行われます。
しかし、塗ったばかりの塗膜に急激に熱風をかけると色むらや亀裂が発生することがありますので、指触乾燥までは遠くからわずかな熱を加えるだけにしてください。
指触乾燥後は120℃程度までの熱では劣化しないので、ヘアードライアを使って乾燥を早めることができます。 油絵具の場合は、水や溶剤の蒸発ではなく、植物油の化学反応で乾燥していきますので、ヘアードライアは効果 がありません。
太陽光(紫外線)と温度により乾燥を早めることができますが、強力な紫外線ランプや高温にさらすと変色したりシワが生じる恐れがあります。
シッカチーフを添加して反応を速めることができますが、入れすぎるとやはりシワが生じます。

水性絵具の乾燥を遅らすにはどうしますか?

水性絵具では、リターダーを添加して水の蒸発を遅くすることで、乾燥を遅らせます。
アクリルガッシュはプラスチックなど、浸透性のないツルツルした素材に塗った場合でも指触乾燥まで15分くらいですが、リターダーを2割添加すると、1~2時間に延ばすことができます。
しかし、ケント紙、コットン紙など吸収性のある下地では、水やリターダーが下地に浸透してしまい、リターダーの効果 が小さくなります。
従って、塗る素材、用途により加える量を加減してください。
版画などでリターダーを混ぜると、浸透性の無いゴム版では乾燥せず、和紙に刷ったものは浸透して乾燥がさほど遅くならないような使い方もできます。
樹脂分の多いアクリルカラーや、ワニス類ではリターダーの効果が大きく現れます。
ただし、入れ過ぎた場合、2日ほどベタツキが残ることがありますのでご注意下さい。

濡れ色と乾き色に違いがでるのは何故?

濡れ色と乾き色に差がでる原因は、主に顔料を取り囲んでいる展色材の性質(色、屈折率)と、顔料の濃度によります。
油絵具の展色材である植物油は硬化しても色、屈折率、体積がほとんど変化しないので、乾燥による色の変化もごくわずかです。
しかし、水彩絵具や、アクリル絵具は水の蒸発により乾燥しますので、塗ったときの色のまま乾くことはありません。
透明水彩の場合は、乾燥により水がなくなると、顔料を囲んでいたメディウムの屈折率が上がり、顔料との屈折率の差が少なくなります。
これが、色を暗く透明に見せるように作用するので、乾燥によりやや沈んで透けた色合いに変化します。
アクリル系絵具の場合、メディウムであるアクリルエマルジョンは乳白色の分散液ですので、絵具の濡れ色は少し白っぽい色をしています。
そして、乾燥するに従いメディウムの透明性が増していきますので、水彩絵具と同じような色の変化をします。
しかし、アクリルカラーは最初の絵具の色が明るいので、濡れ色と乾き色の差が大きくなります。
ポスターカラーやアクリルガッシュも乾燥で水分が少なくなると途中までは、上と同じように暗く変化します。
この暗くなる変化はAGのほうが大きくなります(アクリルカラーと同じく、エマルジョンが原因です)。
しかし、水分がなくなると、再び明るくなってきます。
これは、樹脂分が少ないため、乾燥後は、顔料表面がむき出しになって空気に囲まれている部分が多くなり、光の散乱が起こるからです。
一般に、最初の色より明るくなります。

タッチアップで色に差が出るのは何故?

タッチアップとは、すでに色を塗ってあるところの一部に、同じ色を塗り重ねて修正したりすることをいい、時として塗り重ねた色が周囲と異なる場合があります。
絵具や塗料を、木や紙などの多孔質な物に塗った場合、成分の一部が下地に浸透します。
一般に樹脂のほうがより多く浸透してしまうため、樹脂分の少ない、本来の色とは若干異なる色になりやすいのです。そのような上に同じ絵具を塗ると、今度は先に塗った絵具の膜がしみ込みを防ぐため、本来の色に近い色になります。
このようなことから、タッチアップでは最初に塗った色と重ねた色に差がでやすいのです。
特に薄く塗った場合には、差がでやすくなります。
ネオカラー、アクリルガッシュなどの顔料分の多い絵具では樹脂分のわずかな違いでも微妙に明るさが変化します。
また塗膜も非常に多孔質ですので、重ね塗りした端の薄い部分が白っぽくなりやすいのです。
重ねるときに厚目に塗るなどして、ある程度は防げますが、どうしても解決しないこともあります。
良好なタッチアップが必要なときは、初めからテントアート、工作くん、アクリルカラー、カンバンアートなどの樹脂分の多い絵具を使う必要があります。

絵具の上塗り剤はどんなものを使いますか?

アクリルガッシュ、アクリルカラー、ビッグアートカラーなどには専用のワニス類を販売していますが、それ以外のニスをかけることもできます。

ハジキはどうしたらいいでしょう?

ハジキの原因としては次の3点が挙げられます。

1. 絵具に含まれる顔料、消泡剤など疎水性成分の影響や、絵具中への異物の混入。
2. 塗装表面に油汚れなどがある場合。
3. 塗装面自体が疎水性であったり、平滑過ぎる場合。
絵具の中には界面活性剤が入っており、成分中の疎水性成分を分散させると共に、微量の油汚れや、疎水性素材にも濡れるようになっていますが、希釈し過ぎたり、疎水性が強いと、ハジキが発生します。
次のようにして、ハジキを防ぐことができますが、解消できない場合もあります。

1. 素材表面の汚れを落とす(油性汚れは洗剤やアルコール十分に落とす)
2. 薄める水の量を減らす
3. 平滑な面ならば、サンドペーパーで表面を荒らす
4. 中性洗剤(これも界面活性剤です)を1~2滴加える。

絵具の3原色とは、また混色で濁るのは何故?

赤、緑、青を「加法混色の3原色」または「光の3原色」、マゼンタ、シアン、黄を「減法混色の3原色」または「絵具(印刷)の3原色」といいます。
「加法混色」の場合、下図①に示すように、緑の光と赤い光を加えていくと黄色い光になるという具合に、この3つの光で全ての色の光を表現することが出来ます。
そして3色を等量まぜると、白になります。
光の場合には、混色により明るくなるので、光量を加減して明るさやあざやかさもコントロールできます。
「減法混色」は②に示すように、シアン色によって赤い光が、黄色によって青い光が吸収され、重ね合わすと緑の光だけが透過するようになります。 理論的には3色を等量まぜると、黒になります。
絵具の場合もこれに近い変化を示しますが、ポスターカラーやアクリルガッシュの様な不透明な絵具の場合、光を曲げて反射する力が強いため、一部の青や赤の光が完全に吸収される前に反射されます。
この為、(3)に見られるように、僅かですが、赤や青の光が混ざって少し濁った緑の色になってしまうのです。
従って、絵具の場合には、混色で表現できる色は、原色よりも濁った色の範囲に限られます。
絵具で3原色の試すときは、透明水彩などのできるだけ透明な絵の具を使うか、または各色の中間の色を加えて、原色を6色程度に増やすほうが濁りが少なくなります。

         
(1)加法混色:緑+赤=黄色、(2)減法混色:シアン+黄色=緑、(3)不透明絵具の場合:シアン+黄色=少し濁った緑

用語解説

チント、ヒューとはなんのこと?

[チント(tint)]
tintを辞書で引くと、「色合い、ほのかな色み、濃淡」というような意味があります。
“チント”は油絵具でよく見受ける言葉ですが、2通りの意味で使っています。
よく見られるのは、“その色合いの絵具”という意味の場合です。
例えばコバルトブルーの場合、本物のコバルト顔料は高価なので、他の安価な顔料(群青など)でよく似た色に合わせた絵具を“コバルトブルー・チント”と呼んで、本物のコバルトブルーと区別 します。

チントの場合は一般に廉価品が多いようです。 2つめの意味は、“薄い色合い”というもので、白色で薄めた色調をさし、グレーやパステルトーンの色名に用いられます(モノクロムチントウォームなど)。

[ヒュー(hue)]
hueを辞書で引くと、「色合い、色相(tint)」というような意味があります。
アクリルガッシュ、デザインガッシュなどの色名にあるのをお気づきでしょう。
これはチントの一つめの意味と同じで、色名が指す顔料と異なった顔料を使っている場合に、断り書きとして色名の後ろにつけるものです。
米国で一般化している表示法で、最近はチントよりもヒューを使う傾向にあります。
ただし、ヒューの場合には必ずしも廉価品とは限らず、品質や毒性の面で問題のある場合に、別 の顔料で調色している場合もあります(AGプルシアンブルー(ヒュー)など)。

ヒューにも、もう一つの意味があります。
それは、色の3要素の一つである「色相」を表す場合です。

色彩について

色の3要素とは?

色には色相、明度、彩度の3要素があります。

[色相]
色相とは色の種類を表します。「色み」などとも言います。 つまりその色が赤であるとか、青であるというような色の種類を表す要素です。

[明度]
明度とは色の明るさを表します。 同じ赤でも、サーモン色のような、明るい(淡い)赤色もあれば、深紅のような暗い(深い)赤もあります。 このような色の明るさを表す要素です。

[彩度]
彩度とは色のあざやかさを表します。 例えば、茶色はあざやかさの低い(濁った)赤であり、日の丸の赤はあざやかな(冴えた)赤です。

有彩色、無彩色とは?

色の分け方に、有彩 色と無彩色という分け方があります。

[有彩色]
有彩色とは、彩度のある色、という意味になりますが、これは、普通 に色と呼んでいる、赤、黄、緑、青などの全ての色を含みます(ただし、次にある無彩 色は含みません)。 彩度のある色には必ず色相もあります。 逆に色相のある色には必ず彩度があります。 もちろん、明度もあり、色の3要素全てを持っています。

[無彩色]
無彩色とは、彩度のない色、という意味になりますが、これは、白、黒、及びその中間にある全ての灰色を指します。 無彩色には、色相および彩度というものがなく、あるのは明るさを示す明度だけです。 従って「あざやかな灰色」とか、「濁った灰色」という表現は、文学的にはありえても、色彩 論的には意味をなしません。

補色とは?

ある2つの色を混ぜたとき、灰色(無彩色)になる色を、互いに補色の関係にある、といいます。
色相環上で反対側にある色がおよその検討ですが、絵具の場合、各色により明度や彩 度が異なるので、単純に2色を混ぜただけでは灰色にはなりません。
正確な補色を見つけるには、基準の色に対し、少なくとも2色は混ぜる必要があり、かなりむずかしいでしょう。
補色は、温度感や感情効果など、色が与える心理作用でも相反する性質をもっており、配色の上でも重要な要素です。

マンセル記号とは?

マンセル記号は、色を表す体系としては最も有名なもので、人間の視角に基づいた一番自然なものといわれています。 そもそもマンセル表色系というのは、アメリカの美術家であるA.H.マンセル氏が考案したものですが、それを米国光学会が修正したものが、今日のマンセル表色系です。 日本でもJISに「色の3属性による表示方法(JIS Z 8721)として規定され、「JIS標準色票」が発行されています。 マンセル表色系は、色の3属性、即ち「色相」「明度」「彩 度」で表示されます(言葉の説明はその項目を参照)。

色相では、等間隔に、赤=R(Red)、黄=Y(Yellow)、緑=G(Green)、青=B(Blue)、紫=P(Purple)と5色をとり、さらにその間に、補色となる青緑=BG、青紫=PB、赤紫=RP、橙=YR、黄緑=GYをはさんで、計10色相とします。 各色相はさらに0から10までの値で10分割され、となりあった色相の0と10は同じ(例:10R=0YR)とします。 一般には、2.5R、5R、7.5R、10R、というように、各色相を4段階で表すことが好まれているようです。 明度は、理想的白=10、理想的黒=0として、その間を100分割して表します(例:明度(V)=5.6など)。 これは明度関数として数式化されています。 彩度は、無彩色を0として、等間隔に目盛り付けします。 彩度は色相、明度と違って、色によって最大値が一定していません。 マンセル氏は彩度を決める際、理論的にもっともあざやかな色(純色)ではなく、当時の実在の色材で高彩 度の色を彩度=10と決めました。 しかし理論的にも、実際にも、もっと彩度の高い色が存在したため、マンセル彩 度は色によって最大値がまちまちになったようです。 彩度は一般に整数(1、2、3...)、または0.5きざみで表されます。

以上のように、マンセル表色系は視角に基づいて等間隔に決められていますが、彩 度の例でも分かるように、完全なものとはいえず、微妙な差異になると、色相が値とは逆に見えるなど、目での知覚と矛盾する場合も多々みられます。 従って、現在に至るまで様々な表色方法が考案されていますが、いまだにマンセルシステムが最もポピュラーなようです。

色相環とは?

色は連続した連なりです。
赤から始めると、赤・橙・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫、そして再び赤に戻ります。 このように色相はぐるっと回って元に戻る循環移行性があるので、円形に並べて連続した輪(環状)を作ることが出来、この輪を「色相環」と呼びます。

絵具の3原色とは、また混色で濁るのは何故?

赤、緑、青を「加法混色の3原色」または「光の3原色」、マゼンタ、シアン、黄を「減法混色の3原色」または「絵具(印刷)の3原色」といいます。

「加法混色」
加法混色の場合、下図①に示すように、緑の光と赤い光を加えていくと黄色い光になるという具合に、この3つの光で全ての色の光を表現することが出来ます。 そして3色を等量まぜると、白になります。 光の場合には、混色により明るくなるので、光量を加減して明るさやあざやかさもコントロールできます。

「減法混色」
減法混色は②に示すように、シアン色によって赤い光が、黄色によって青い光が吸収され、重ね合わすと緑の光だけが透過するようになります。 理論的には3色を等量まぜると、黒になります。

絵具の場合もこれに近い変化を示しますが、ポスターカラーやアクリルガッシュの様な不透明な絵具の場合、光を曲げて反射する力が強いため、一部の青や赤の光が完全に吸収される前に反射されます。 この為、③に見られるように、僅かですが、赤や青の光が混ざって少し濁った緑の色になってしまうのです。 従って、絵具の場合には、混色で表現できる色は、原色よりも濁った色の範囲に限られます。 絵具で3原色の試すときは、透明水彩などのできるだけ透明な絵の具を使うか、または各色の中間の色を加えて、原色を6色程度に増やすほうが濁りが少なくなります。

             
(1)加法混色:緑+赤=黄色、(2)減法混色:シアン+黄色=緑、(3)不透明絵具の場合:シアン+黄色=少し濁った緑

絵具について

Q.絵具の組成:絵具は、なにでできてきますか?

絵具を簡単に分けると次のようになります。
顔料:色のついた粉で色のもとになるもの。
接着剤:ノリのようなもので、紙などの下地材に絵具を塗ったときに顔料を固定し紙に接着させるものです。
溶剤:絵具に流動性を持たせ、塗りやすくするもので、水性絵具では水であり、油性絵具では天然の溶剤や石油系溶剤です。
界面活性剤:石鹸の同類で、固体である顔料やノリを、うまく水になじませるために手助けするものです。
助剤その他:いわゆる添加剤で、絵具の安定性保存性を保持するもので、安心して使えるように加えるものです。

Q.油絵の具とは?

油絵の具は、乾性油と呼ばれる天然の植物油(リンシードオイル、ポピーオイルなど)と、顔料で出来ています。それに助剤として乾燥剤と、粘度調整剤などが入っています。油絵具の乾燥は、他の絵具類のように、水や溶剤が蒸発するのではなく、油と空気中の酸素が反応して固まる(硬化)ものです。
顔料には、一般用やプロ用では、耐光性の優れたものが多く使われていますが、スクール向けは耐光性の低いものも使われています。乾燥性は、酸化乾燥なので、時間がかかります。
乾燥を速める乾燥剤としてシッカチーフ(ドライヤー)がありますが、早く乾燥させようとして多量 に加えると、塗膜がシワになってしまいます。元来は、時間をかけてじっくりと制作するための絵具でしょう。
油絵具の特徴は、絵具に透明性があり、堅牢性そして、厚塗りが出来ることです。
また、すぐには乾かないので、描画時に失敗したときには、絵の具を簡単に取り除くことが出来ます。
油絵は、歴史が証明するように基本的なことがはっきりしているので、安心して使用することができます。
絵具については、混色すると顔料同士が反応して変色する色がありますので、その点には注意を払って下さい。
また、有毒な顔料を含むものもありますので、容器に表示されている注意書きに、よく気をつけてください。

Q.シッカチーフ(ドライヤー)とは?

シッカチーフは油絵具の乾燥剤で、絵具を早く乾かしたい時に使用します。
商品として販売されているシッカチーフは薄くしてありますが、絵具に対して、5%以下ぐらいで使用します。
多量に使用すると、シワやヒビ割れを起こす原因になりますので、使用量には注意しましょう。

Q.油絵具には溶き油や薄め液があるそうですが?

1.ペンティングオイルリンシード
リンシードオイル(亜麻仁油)と、揮発油のミネラルターペン(または松から採れる天然のターペンタイン=テレピン油)、それに天然樹脂や合成樹脂を調合したものです。
絵具の光沢を増し乾燥を均一に早めて、付着性を与えるので、初心者にも使いやすい調合溶き油です。

2.ターペンタイン(=テレピン油、植物性溶剤)、ペトロール(石油系溶剤)
油絵具や溶き油、メジウムなどを薄めるための揮発油です。希釈用に使用します。
テレピン油は植物性なので、油絵具にはペトロールよりなじみやすいのですが、古くなると変質しますのでできるだけ新しいものを使用しましょう。
ペトロールは、植物油(ポピーオイルやリンシードオイル)と調合して使用すると良いでしょう。
揮発油は、蒸発して残らない成分ですから、油絵具を揮発油のみで薄く溶いて使うと、接着性や耐久性が悪くなりますので、注意して下さい。
いずれも、可燃性の液体ですのでその点に注意して下さい。

Q.石に描くのに適している商品はどれですか?

アクリルガッシュ、工作くん、ゴールデンアクリリックス、アーティストカラーなどの樹脂系絵具が適していますが、石の種類が多義にわたりますので、予めテストしてください。

Q.オレフィンに、ビニからは塗れますか?

可能です。ビニールに塗れる、ビニからとう商品がございます。

Q.木版画にアクリルガッシュは適していますか?

乾燥が速く耐水性になるので適していません。

Q.油絵の修正を、カラーファンデーションで行っても大丈夫ですか?

油彩画の上に水性の絵具は接着しません。一時的についているようにみえても将来、剥離する可能性がございます。

Q.アクリルガッシュをアクリル板に塗って、定着を良くするにはどうしたらいいですか?

アクリル板は定着します。表面保護をされたいということであれば、グロスワニスを塗ることは可能ですが、色調や質感(艶消し)が変わってしまいます。マットワニスを塗る場合は、ゴールデンソフトゲルを水で薄めて塗った上にマットワニスを塗って下さい。

Q.チョークボードペイントは何故2度塗りなのですか?

1度塗りでは塗りムラ、スケなどによって綺麗に仕上がらないことが多いからです。
また、チョークボードペイントは塗膜面にチョークを使用することから、耐久性を持たせる意味もあります。

Q.学校の黒板にチョークボードペイントを上から塗っても問題ないか?

JIS規格(JIS S 6007)に定められている黒板は2種類あります。
水研ぎ黒板(木製)と焼き付け黒板(ホーロー製、スチール製)です。
水研ぎ黒板には直接塗装しても問題ありませんが、焼き付け黒板には塗装できません。

Q.アクリルガッシュをマニキュアとして使えるというのは本当ですか?

アクリルガッシュは化粧品としての許可を得ていない商品ですので、直接爪には使えませんが、マニキュアのクリアコートを塗った上ならば使うことができます。

Q.アクリルガッシュのメディウムをゴールデンアクリリックスに使用出来ますか?また、ゴールデンアクリリックスのメディウムをアクリルガッシュに使用することは出来ますか?

特に問題はございませんが、まずテストをしてから使用することをお勧めします。

Q.アクリルガッシュをパレットに出して1時間位経つと固まってしまいますが、復活させるにはどうしたらいいですか?

アクリルガッシュは耐水性絵具ですので、一旦固まったものは復活できません。ラップでカバーしたり、霧吹きで水をかけるなどして、乾燥しないようにしてください。ゆっくり作業したい場合は、仕上がり感は異なりますが、ゴールデンオープンアクリリックスをお勧めします。

Q.ポスターカラー、デザインガッシュ、アクリルガッシュの違いは?

アクリルガッシュはアクリル系で耐水性があり、様々な素材に接着します。また、各種メディウム類で幅広い使い方ができます。ポスターカラー、デザインガッシュはアラビアガムなので耐水性がなく、基本的に紙に塗るものです。ポスターカラーとデザインガッシュの差は、デザインガッシュの方が色数が多く、顔料分が多いことが違いです。

Q.アクリルガッシュの上に工作ニスを塗ったら、赤と黒が溶けたのはなぜですか?

工作ニスはアルコール系でアクリル樹脂が溶けるため、アクリルには向いていおりません。塗る場合はさっと塗り何度もこすらないようにしてください。

Q.アクリルガッシュを金属に塗るには?

メタルプライマーを下塗りしてください。素材ごとのメディウムがございます。

Q.陶器に塗れる絵具は?

アクリル系(ゴールデンアクリリックス、アーティストカラー、アクリルガッシュ)なら塗れますが、光沢があり、ツルツルした面の陶器は引掻いたり水に濡れると剥がれることがございます。ザラザラした素焼きの陶器面への接着は強いです。

Q.布えのぐで描いたTシャツを子どもに着せても皮膚に問題ありませんか?
汗などでとれませんか?

皮膚への影響については個人差がありますので、万が一、体に異常が見られた際には使用をすぐ止めて、医師の診断を受けて下さい。水や汗などで塗膜が濡れている状態のときに強く擦ったりすると、色が落ちることがありますので注意して下さい。

Q.フラッグカラーと布えのぐの違いはなんですか。また、Tシャツに塗ると、耐久性はどれぐらいありますか?

大きな違いとして、布えのぐは重ね塗りが出来ますが、フラッグカラーは重ね塗りをすると下地の色が透け、塗膜にベタつきが残ります。 洗濯も繰り返しできますが、徐々に色は落ちてきます。

Q.フラッグカラーは、はっぴなどの布に塗ることは出来ますか?

布の種類にもよりますが、ポリエチレンやポリプロピレン、布の表面に防水(撥水)加工などがされている場合は接着しません。注意点として、布の種類によっては塗料が裏抜けする場合がありますので、下に新聞紙などを敷いてから塗布してください。
乾燥させる際は、裏抜けした塗料に何も触れないよう、ハンガーなどに掛けて乾燥させて下さい。
そのまま乾燥させると下に敷いた新聞紙などが生地に接着して取り除けなくなる場合があります。

ペイントについて

Q.ビッグアートカラーとはどんな絵具ですか?

屋外壁画用に耐候性を強化した水性アクリル系絵具です。
耐光性のよい顔料とアクリル樹脂で造られていて、アクリル板、モルタル、コンクリートなどによく付着します。
塗膜は艶消しの仕上がりになります。
発色や付着性を良くするため、専用のプライマーを使用しましょう。
乾燥時間は、30分~1時間を目度にして下さい。 重ね塗りの場合も同じ位の時間を必要とします。
さらに画面保護のために、透明上塗り材のコーティングをお勧めします。

Q.自然塗料ESHAとはどんな塗料ですか?

ESHAは、自然素材を主成分として健康面での安全性や環境に対する影響を最小限にした木部用の塗料です。
植物油を主成分とするワニス類(オイルフィニッシュ、グロスフィニッシュ、カラーオイルフィニッシュ、着色剤)、およびワックス類、セラック類などです。
ESHAの乾燥は、溶剤(イソパラフィン等)が蒸発した後、主成分の植物油(油絵具と同様の亜麻仁油など)が酸化乾燥をして塗膜を作ります。
酸化乾燥は油絵の具と同じで、空気中の酸素と反応して硬化しますので、乾燥には時間がかかりますが、乾燥性のよい桐油や加熱処理をしたスタンド油を使用しているので、8~10時間程度で触れても手に着かない程度に乾燥しますが、硬化乾燥には約1週間かかります。
但し、ワックス類、セラック類、ウッディープライマーは溶剤の蒸発で乾燥しますので、普通 の絵具や塗料と同じです。
ワニス類は木部専用ですが、植物油は接着性においては一般に、多くの金属やプラスチックにも良く接着します。
ただし、アルカリには弱いので、コンクリートや、スレート板には向きません。
蓋を開けたとき表面にカワがはっていることが有ります。 これは表面が酸化反応して固まったもので、逆にこのカワが内部の乾燥を防いでいます。従って、カワを取り除けば問題なく使用できます。
詳しくは、ESHAのページをご覧下さい。

Q.ネオカラーが固くなってしまったら水を入れれば元に戻りますか?

ネオカラーが乾燥して固くなっている場合は、水を入れても元には戻りません。

Q.イベントカラーとネオカラーの違いを教えて下さい?

ネオカラーは水で薄めて使いますが、イベントカラーはそのままで塗ることができます。ネオカラーに比べてイベントカラーは全体に顔料濃度がやや低く、また同じ名称で色が異なる色もあります。

Q.柿渋は、布に塗るとゴワゴワになってしまうものですか?

柿渋は色のついた樹脂という種類のものなので、ゴワつきがでます。

Q.ネオカラー青金・赤金、パール色は屋外で使っても大丈夫ですか?

青金、赤金は屋外では錆て変色します。錆防止のバリヤゾールを吹き付けても、数ヶ月程度で変色します。パール色は屋外でも大丈夫です。

Q.ネオカラーを消したいときは、水、または洗剤などで消すことは可能ですか?

耐水性があるので、水や洗剤では消えません。

Q.柿渋を3回、5回と塗ってもあまり濃くならないのですが…

柿渋は塗った後に太陽光線に当たることで色が濃くなります。冬で日差しが弱い場合は、塗りかさねを多くする必要があります。

Q.JCを壁全体に塗ると、色見本と同じになりますか?

一般に、広い面積になると小さい見本よりも、濃い目、あるいはきつい印象になると言われています。

Q.水性ウッドステインはホームページに出ているような下地が透ける色目ですか?

塗り回数によって違いますが、1回で下地が隠れるほどの隠蔽性はございません。

Q.ワックスオイル塗装を失敗したので剥離したいが、どうしたらよいですか?

1日程度なら専用うすめ液でもある程度は取れますが、それ以上になると硬化して取れにくくなります。

Q.柿渋がゲル化してしまいました。戻りますか?

残念ながら、完全にゲル化したものは元に戻りません。まだ初期段階の場合(クリーム~ジャム状態)は煮沸することで元に戻ります。※柿渋成分は縮合型ポリフェノールなので、低温や長期保管でゲル化する性質を本質的に持っています。

Q.プライマーとは何ですか?

プライマーは絵具の下塗り材で、素材面と絵具の間にはいって、接着性の向上や発色をよくするものです。
プライマーにより、絵具は素材面の影響をうけないようになります。
用途により、アルカリを止めたり、下地の色を隠したり、絵具がそのままでは塗れない面 に塗れるようにしたりするものがあります。
プライマーは、一種類だけではなくて2種類や3種類も1度に使用する場合があります。
プライマーもオールマイティーではないのでこのような結果になります。
プライマーには、プライマー<ジェッソ>、ヤニ止めシーラー、アルカリシーラーなどがあります。
一般に言われるシーラーもこの中に入ります。
金属面への塗布の場合は、市販の専用プライマー(ウォッシュプライマー、さび止めプライマーなど)が必要です。

Q.プライマー<ジェッソ>とは?

絵具本来のあざやかな色を再現するための、白色下塗り(地塗り)材=プライマーです。
さまざまな基材(下地)に対する接着性にすぐれます。

Q.ヤニ止めシーラーとは?

木材のヤニを止め、塗膜への悪影響をさえぎり、ヤニによる変色防止にすぐれた効果 のある水性シーラーです。 乾燥後は半透明白色になりますので木の色を隠すためには、その上にプライマージェッソが必要になります。
シーラーの30%程度の水で溶いて塗ります。
1時間以上乾燥させる間をおいて、2~3回重ね塗りをしてください。
ヤニ止め効果はその後、約1日おいて充分乾燥させる必要があります。
従ってプライマージェッソやビッグアートカラーの塗布は、1日以上おいてから行ってください。

Q.アルカリシーラーとは?

コンクリートやモルタル面は強いアルカリ性です。
ここに通常のプライマーを施し着色した場合、下地からアルカリ成分がにじみでて表面 に析出し、白い斑点状のシミを作ることがあります。
これをエフロレッセンス(華咲き現象)と呼びます。
またアルカリにより塗膜の劣化が早まることもあります。
このようなアルカリによる悪影響を防ぐために、アルカリを遮断する下塗り材がアルカリシーラーです。やや柔軟な水性アクリルエマルジョンで、下地の伸縮や膨張によく追従し、ヒビ割れなどの塗膜欠陥を起こしません。

Q.上塗り材はどんなものを使いますか?

画面保護のために、透明な上塗り材を使うことをお勧めします。 上塗り材を塗ることにより、画面の汚染、傷つき、変色を防ぐとともに、光沢を均一にすることができます。 ただしコーティングにより色調がやや暗く変化する場合があります。 目的により数種類のものが用意されています。

1.水性上塗り材
●トップコート
アクリルエマルジョン系の上塗り材で、最も一般的なものです。褪色を防ぐ効果はありません。
●水性UVコート
水性ウレタンアクリルエマルジョンの上塗り材でインクジェット用ですが、ビッグアートにも使えます。紫外線カット効果があり褪色を抑えます。全ツヤ、半ツヤ、ツヤ消しの3種類があります。

(注)水性上塗り材はロールコートの場合、そのままで塗布すると泡のあとが白く残ることがありますので、水で薄めて泡消えをよくし、数度重ね塗りするようにしてください。ツヤ消しを厚く塗ったり何度も重ねるとツヤのムラになりやすいので、その場合は全ツヤを塗ってから最後にツヤ消しで仕上げてください。いずれも再剥離はできません。

その他

Q.他メーカーの絵具と混ぜても問題ないですか?

同種類の絵具であれば、多くの場合問題はないと思われますが、おすすめはしません。

Q.絵具が洋服に付いた場合どのようにしたら取ることができますか?

絵具が服についてしまった場合、絵具の顔料や樹脂が繊維にからみつくため完全に取ることは残念ながら困難です。

Q.ブラシクリーナーの廃棄方法を教えて欲しい

新聞紙や布に浸み込ませ、乾燥後に不燃ごみとして出してください。

Q.クレパスの上に絵具は塗れますか?

クレパスはワックスを使っているので、絵具がはじいて塗れません。

Q.ペットが絵具を少し食べてしまいました。毒性は大丈夫でしょうか?

少量であれば大丈夫ですが、そのまま様子を見て変化があれば獣医に診てもらってください。

Q.絵具をあかちゃんが口にしてしまった場合どうすればいいですか?

油絵具の一部の色などをのぞいて、大半の絵具は口にしても毒性のある原料は使用していませんが、当社よりMSDS(安全データシート)を取り寄せ、医師に見せて相談してください。

ゴールデンテクニカルフォーラム

Q.キャンバスを木製パネルに接着するには、ゴールデンのどの製品が使えるでしょう?

木とキャンバスの接着にはGOLDENソフトゲルをお勧めします。
必ずしも必要ではありませんが、接着性をできるだけ良くするためには貼り合わせるキャンバスと木枠表面の両方にジェッソを塗っておくのがよいでしょう。これでサイジングしたキャンバスで起こりやすいハジキを少なくできます。ジェッソ処理はキャンバスをあらかじめ縮めるので、接着工程で起こるシワを最小限にします。
まず、平らなテーブルや床にキャンバスを広げ、刷毛かローラーでソフトゲルを塗り、その上にボードを載せます。必要量ちょうどのゲルを塗るのは難しいかもしれませんが、塗りすぎるとはみ出ますので注意してください。
キャンバスは十分に平らで均一でなければなりません。両面を合わせたら、きつく押さえ込み、ひっくり返します。こね棒や手刷り用ローラーでゲ ルを滑らかに広げて空気を追い出します。はみ出したゲルはできるだけ取り除いてください。
もう一つの方法は垂直に行う方法です。パネルを壁に固定し(細長い板をパネルの裏に貼り付け、その細長い板を壁に貼り付ける)ジェッソを塗ります。予めジェッソを塗ったキャンバスを、ジェッソ面を外にして巻きます。巻いたキャンバスの上端をパネルの真上に貼り付けます(パネルの裏に折り曲げる 分の余裕を残す)。硬いパネルの上部(下方へ30cm以内)にソフトゲル・グロスを塗るとすぐ、巻いたキャンバスを開きながらゲルを塗った部分に貼り付けます。前述の方法と同様にこね棒や手刷り用ローラーでキャンバス面をこすって余分なゲルを追い出します。この手順を段階的にパネルの下方へ進めます。作業 が終了したら、残った縁(へり)部分をキャンバス釘やホッチキスで固定するか、キャンバスに重石を載せてめくれや浮き上がりがないようにします。大きなパ ネルではキャンバスに塗っている間にゲルが乾いてしまうので、この方法が便利です。
ゲルが乾燥したら、パネルを表返して折り返し部分を見てください。この部分もソフトゲルで貼り付ける必要があります。折り返しの長さはご自由に決めて結構ですが、各辺5cm程度は必要でしょう。

Q.ジェッソと下塗り剤とはどう違うのでしょう?

ジェッソは下塗り剤の一つと考えられますが、下塗り剤は必ずしもジェッソとは限りません。下塗り剤は、画面を思い通りの表面にするものです。 ゴールデンには2つの下塗り剤があります。アブソーベントプライマーとパステル用アクリルプライマーです。アブソーベントプライマー(白、キャンバス色の 2色)を、ジェッソを塗った基材に塗ると良質の水彩紙に似せた吸収性の面ができます。パステル用アクリルプライマーは、パステルが接着するように粗大粒子を混ぜた透明な製品です。多種類にわたるゴールデンのゲルやメディウムは作者の意図に応じて下塗り剤と同じように使えます。例えばマットメディウムやフ ルーイドマットメディウムは、基材が透けて見える「クリアジェッソ」として使えます。パミスゲルはそのまま使ったり、あるいは色と混ぜてテクスチャーのある下地を作ることができます。

ジェッソ2回塗りキャンバスに水で薄めたフルーイドアクリ ルを塗ったもの(左)
アブソーベントプライマー2回塗りキャンバスに水で薄めたフルーイドアクリルを塗ったもの(右)

ブラックジェッソ、生キャンバス、ジェッソの上にゴールデンマットメディウム塗ったもの

Q.グロスメディウムやマットメディウムを仕上げワニスとして使えますか?

メディウムを画面に塗るということは、顔料を含まない絵具を塗ることと同じです。メディウムは光沢を均一にしますが、十分な保護にはなりません。その理由は、すべてのアクリルはむしろ多孔質であり埃がつきやすいからです。メディウムで表面を覆っても埃がたまるのを防ぐわけではありませんし、恒久的な膜になるのでクリーニング性の面でもよくありません。それに対しゴールデンのワニスは、犠牲コートとして再剥離ができるようになっており、なおかつ 紫外線保護にもなります。ワニス仕上げには、グロス、サテン(グロスよりも光沢が低い)、マットがあります。汚れがたまってきたら(アクリルの種類が異な るので汚れるのは遅い)、ワニスと一緒に比較的容易に剥がすことができ、新しく塗りなおして当初の深みを取り戻せます。

Q.大きな壁画を描かなくてはなりません。このプロジェクトのために購入しなければならない絵具の量はどうしたらわかるでしょう?

当社では壁画や大きな画面で一般に使われる色々な製品の塗り面積を試験しました。「写実的」な絵を描く場合は面が均一に仕上がるように筆塗りで描くことになります。平均的にみて、家庭用塗料を塗るような要領なら、製品1リットルで約9.5平米(400sqft/gal)塗ることができます。ゴールデンアクリリックスは家庭用塗料に比べて固いので塗り広げにくく、使用量は増えます。塗り面積に影響するもう一つのファクターは隠ぺい力です。透明性を意図して作られた絵具(キナクリドン色など)は下地を隠せません(時には2~3回の塗りかさねが必要)。壁画の各層を考慮することが重要です。下塗りの回数、絵具の塗り回数、遮断コート(後述)、仕上げワニスなどのすべてが概算のファクターです。また主となる色とその全塗り面積の概算も重要です。混色がどのくらいあるか、描画で自然に発生する塗り重ねがどのくらいかということも重要です。最終的には、ゴールデンのカタログをみて、各色の透明度表示を塗り面積概算に算入してください。

Q.コラージュのイメージにレギュラーマットゲルを塗ったのですが、乾燥後も曇って見えます。透明になるでしょうか?

一般論としては、なりません。コラージュや透明性が必要な作品にはマット製品はお勧めできません。そのような場合はグロス製品をお使いださい。その上で光沢を低くしたい場合は、最後にマットやサテンワニスを塗ってください。どのアクリル絵具でも未乾燥の状態では、水分が塗膜から蒸発してしまうまでは乳白色をしています。この曇りはアクリルの持つ性質であり、多くの場合、やがて消えるものです。しかし、アクリルが乾燥するのに十分な時間(塗膜の厚みや環境により2日から2週間)待ったのであれば、「乳白」や「も や」の原因はつや消し剤でしょう。もしそうなら、手の打ちようはまずありません。このようにして学習するのは作家にとってはつらい道です。つや消し剤は酸 化ケイ素の粒子で、塗膜の光沢を落としますが、特に厚く塗った場合は下に塗った色を覆い隠します。厚みがあるほどつや消し剤も多くなるので不透明感が増します。透明性が重要な場合は常にグロスゲルを使う方がよいのです。その上にサテンやマットワニスをいつでも後から塗ることができるのです。つや消しを最後 に薄く塗り重ねるだけで全体のぎらつき感を抑えることができ、なおかつマットゲルやマットメディウムの厚い層よりも透明感があるということを忘れないでください。

Q.遮断コート(isolation coat)とは何ですか、またなぜ必要なのですか?

色々な理由から、アクリル画にワニスをかける前に「遮断コート」を全体に塗ることをお勧めします。遮断コートはすべての吸収性部分をシールし てアクリルの被膜で覆うことで描画面とワニスを分け隔て、ワニスを剥離する必要が出たときに描画面の色が剥がれることを防ぎます。ワニスを取るような事態は絶対に起こらないとお考えの場合でも、遮断コートによりワニスを均一に塗ることができますし、画面の吸収性が一様でない場合はサテンやマットワニスの「霜降り(frosting)」を防ぐことができます。霜降りは、ジェッソを塗ったキャンバスなどの下地につや消し剤の入ったワニスが吸い込まれることで起こります。つや消し剤は吸収されずに表面に残ります。つまりワニス樹脂が取られてしまった状態です。そのまま乾燥すると、つや消し剤はもとの乾燥状態の不透明な白にもどります。遮断コートはワニスの吸収を防ぎ、均一なつや消し画面を作ります。

Q.ゴールデンフルーイドアクリリックス(国内未発売)を使っていますが、よく使う色を自分で混ぜて色合わせし空のフルーイドアクリリックス容器に保存したいと思います。絵具を混ぜると保存性は悪くなるのでしょうか?(メディウムや添加剤は加えていません。)

ゴールデンのほとんどの絵具は混ぜても保存性が悪くなることはありません。ただし品質低下の最初の兆候は絵具の粘度が高くなることです。これは必ずしも使えなくなるということではありませんが、その絵具は早目に使い切った方がよいという合図です。
他の色より長持ちする色もあります。ホワイト、ブラック、フタロ、パイロール、ハンザといった名のついた色は保存性が非常によい色です。キナクリドン色の中でも、マゼンタやレッドなどはキナクリドンゴールドやバイオレットよりも優れています。土系の色は一般に他の色よりも早く粘度があがります。
このように顔料による違いがあることがお分かりになると思いますが、当社の研究室はこうした保存性の差を改善するべくいつも努めています。当社の目標は、 通常の室温環境で保存された場合の各商品の保存性を10年以上にすることです。
混色すれば絵具にとって未知の現象が生じるわけですが、容器をきっちりと密栓して保管していれば何年も使うことができるはずです。
促進試験による絵具の沈殿と分離

Q.遮断コートにゴールデンソフトゲルセミグロスを使いましたが、きれいに乾燥せず(多分、十分にうすめなかったか塗りすぎたのでしょうか)、部分的に乳白色のままになっています。この材料は本当に 取り除けないのでしょうか、また描きなおす以外に何かできることはないでしょうか?

第一にいえることは、セミグロスではなく透明性の高いソフトゲルグロスを使うべきです。問題の個所は、曇ったように見えていると思います。遮断コートとは、作品が仕上がったあとにアクリルメディウムを1回またはそれ以上塗ることです。グロス製品は透明性が非常に高くなるもので最終的な光沢をどう仕上げるかにかかわらず、正しく塗られていれば見る人からはその存在が分からなくなるものです。
第二として、完全に透明になるまでにはスタジオの温度や湿度の条件により時間がかかることがありますので、ソフトゲルセミグロスが完全に硬化するまでもう1~2日は見ている必要があるでしょう。
最後に、ゲルと水を2:1の割合で混ぜていない場合、筆塗りのとき、特にテクスチュアのある面に何度も塗った場合には泡を抱き込みやすくなります。水を加えることで泡が表面に浮きあがり、はじけて消えるので塗膜に残らなくなるのです。
作品の耐久性という点ではあなたの考えは正しいのです。しかし残念ながら作品画面を痛めることなく遮断コートだけを取り除くことはできません。作品の性質によってはサンドペーパーで注意深くソフトゲルを取り除くこともできるでしょうが、それ以上に、塗りなおす方がずっと簡単で早いでしょう。期待された答えではなかったかもしれませんが、そうした効果をねらうのでない限り同じことを繰り返さないためには貴重な体験です。

Q.ハードエッジ技法にゴールデンGAC200を使うにはどうしたら一番よいでしょうか?

GAC200(国内未発売)は、硬く粘着性の少ないアクリルメディウムです。ハードエッジ技法に一番よい使い方はアクリル絵具とこのメディウムを混ぜることです。普通の絵具やアクリル製品にこのメディウムを混ぜると、新しいアクリル塗膜の伸びやすく弾力のある性質を小さくするのでハードエッジがくっきりとでるように なります。
絵具にGAC200を15%混ぜるだけで弾力性が低くなります。あるいは他のポリマーメディウムグロスやGAC100などと混ぜてテープを貼った境目に塗 りますと、メディウムはテープの浮いたところに入り込んで隙間を埋めます。メディウムが乾燥したあとに目的の絵具を塗ればテープの下に入り込むことがない ので、テープをはがした時にはきれいなラインができます。
ハードエッジのラインについてお悩みの度合いによって混ぜ具合は変わります。スタジオの環境条件は日々変化します。いつもの方法で特に理由もなく問題が起 こるのなら作業場所の温度と湿度を記録してください。色や製品によって硬さは異なりますので、そのことを心にとめて制作してください。いくらか実験をして みる必要があるでしょうが、きっときれいなラインを作ることができるはずです。

Q.マーブリング(粘度を上げた水をいれた水 槽(口広のバケツやトレイ)に色を浮かせて複雑なパターンを作る)をゴールデンフルーイドアクリリックス(国内未発売)でやってみたのですが、ほとんどの色はメディウム に沈んでしまいました。何がわるいのでしょうか?フルーイドアクリリックスはマーブリングに使えるのでしょうか?

ゴールデンフルーイドアクリリックスも含めて、当社のほとんどの絵具はマーブリングに使えます。大切なことは水槽と絵具の表面張力のコントロールです。まずメーカーの指示にしたがって水槽の準備をします。マーブリング専門家は増粘剤にメチルセルローズやカラギーナンをよく使います。混ぜたあとは、数 時間、水槽を静置して均一で泡のない状態にします。水槽は新しいものでなければなりません。一旦、絵具が水槽に混ざりはじめると絵具と水槽の表面張力が同じになってしまい絵具が浮かなくなってしまうからです。
フルーイドアクリリックスはそのまま使うには粘度が高いので、水でうすめる必要があります。強い色がほしいならうすめ過ぎないことです。そしてパターンをつくり始める前に色のバランスをとることが大切です。それぞれの色はその時々によって違う動きかたをします。マーブラー(マーブリング作家)は制作するとき、いつもこの点を確かめ感じ取ることが必要です。
色は皆同じではありませんから思い通りにいく色もあればいかない色もあります。頑固な色についてはアクリリックフローリリース(AFR:国内未発売、中性洗剤で代用できる場合もある)で調整する必要があるでしょう。AFRは界面活性剤で、絵具の表面張力を低下させ流れやすくします。水槽の表面張力は高いのでその色は沈みにくくなります。これが色のバランスをとるポイントです。絵具にはすでにいくらかの界面活性剤が入っていますが、それでも重い顔料を表面に浮かせるには不十分な場合があります。ですから色ごとに個々に試験をして混ぜてみる必要があるのです。AFRを入れすぎた場合はまた別の問題が起こります。 AFRをまぜ過ぎた色はさっと広がり他の色と混ざって沈めてしまいます。
スポイトやピペット(細いガラス管)を使って新しい水槽にそれぞれの色を一滴ずつ滴下して同じよう広がるか試してください。広がる速度と円の大きさに注意し各色が同じようになるように工夫してください。各色のバランスがとれるようになったらあとはくり返すだけです。素早く広がる色は大体において最初に置くのがよく、続いてゆっくり広がる色を置いていきます。こうしたことはマーブリングを繰り返すうちにわかってくるものですから、忍耐強く何度も試験をくり返してください。

糸状のすじ」をカーボンブラックを塗って作りその上に遮断コートを塗ってテクスチュアによる泡立ちをみる

Q.キャンバスの表面をグラシン紙で覆うのはよくないでしょうか?暑くなるとくっついてしまうでしょうか?

グラシン紙(薄くて目の詰んだ透明または半透明の紙で、空気や油を通さない)をアクリルに使うことには問題があります。それには考慮すべきいくつかの要因があります。第一に、粘着性が低下するまで十分に乾燥させることが大切です。表面があまり粘着しないこと、ゲルメディウムは制作時の乳白色がなくなって透明になっていることが必要です。アクリルの塗膜が厚いほど乾燥に時間がかかることに注意してください。第二に、グラシン紙や離型紙は種類が変われば性質も変わります。最後にわれわれの経験では、よい紙を使ったとしても圧力がかかればくっついてしまう可能性が高いことです。ですから、作品をいくつも重ねたりキャビネットに一緒につっこんだりすることは避けてください。要するに、保管や運搬をするときの最善策は画面には何も触れないようにすることです。

Q.アクリル絵画のキャンバスを巻いて円筒に入れて輸送することはできますか?

理想的には、画面には全く何も触れない状態で送るのが一番安全な作品の輸送方法です。その主な理由は何らかのものが画面にくっついたり、画面の光沢やテクスチャーが変化すること(フェロタイピング)を避けるためです。しかし、画面に何も触れない状態で輸送することが不可能な場合もあるでしょう。その際は厚めのポリエチレン製プラスチックシートで画面をカバーすることをお勧めします。ホームセンターなどには大抵は適当な種類のプラスチックシートがあります。0.1mmかそれ以上の厚みで、折れ目や柄のないシートを探してください。滑らかな黒や透明なシートがあるはずですが、やはり使用前には必ずきれいにしてください。毛羽のたたない布と拭きあとが残らないガラスクリーナーで拭くときれいに仕上がります。
作品に適した大きさにシートを切ってきれいにしてから、きれいなテーブルか床に敷いてください。そしてキャンバスを画面を下にしてシート上におきます。次にダンボールか適当な直径のプラスチック円筒(直径は最低15cmを推奨)を使って注意深く円筒のまわりにキャンバスとシートを巻いていきます。できればあまりきつく巻きたくはないと思いますが、緩すぎても輸送時にずれてしまいます。キャンバスを巻いたら、両端と中央部にテープを貼ります。テープもあまりきつくしないようにします。巻いたキャンバスはさらに輸送用の大きな円筒に入れます。必要ならクッション用のプラスチックシートをさらに入れます。ただしこの方法は輸送だけが目的です。この方法で作品を保管すると、湿気がプラスチックシートのために内部にこもってしまうでしょうし、作品が完全に乾燥していない場合は巻いた形で固まってしまいます。
寒冷時の作品輸送では画面の柔軟性がなくなることに気をつけてください。今回のジャストペイントの記事には目的地に着いたあとの適切な作品の取り出し方法が載っています。
絵画作品は垂直に保管するのが望ましい

Q.私の住んでいる地域は夏は気温が高いのですが、霜が降ることもあります。キャンバスを屋根裏部屋に保管したいのですが、夏にはとても暑くなります。空気の循環・排気のために自動屋根裏換気扇はつけています。高温時にはアクリル画面が柔らかくなるので画面同士をつけてはいけないことは知っていますが、このような場所に保管する場合に作品保護のために気をつけることは他に何があるでしょうか。

このような条件が最悪であるというわけではありません。とにかく画面には何も触れないようにすることです(枠張りしていない場合は吊り下げ、枠張りした場合は起てておく)。屋根裏のような場所はホコリが多いものです。アクリルは温度変化には適応できるものですが、寒冷時には決して作品を動かしたりぶつけたりしてはいけません。暖かい時に危険なことは画面が柔らかくなることですが、作品面に何も触れることがなければそれほどの問題ではありません。
屋根裏や納屋の中で雨漏りや汚れのない場所を選び、ご自分の作品の大きさにあわせて簡単な枠組みを作ってください。目的とする場所に腰を落ちつけて計画を練るのがよいでしょう。中途半端に空いている場所は未使用のキャンバスやガラクタなどを入れることにします。枠を組んだら、丈夫なプラスチック板(ホームセンターなどにロール状のものがあります)を枠の外側に沿って釘付けし、ホコリや虫が作品につかないようにします。選んだ場所に問題になりそうな壁がある場合は、枠を組む前にプラスチック板を張付けておきます。空気の流れが必要でしょうから、換気扇にはふたをしないように気をつけてください。

Q.海外で屋外壁画を描いていますが、材料を持っていく場合の航空機内持ち込み制限は何かあるのでしょうか。

空の旅は9.11以降、米国内外ともに変わりました。あらかじめ目的地に絵具を送っておく方がよいでしょう。または現地に直送してくれるようお店に頼むことです。機内持ち込みの場合は自分の運賃に加えて$250も余分にかかる場合があります。水性で毒性のない材料が問題になることはないでしょうが、製品に必要な書類を揃えておくことが大切です。材料安全データシート(MSDS)を絵具の荷物に入れておいてください。当社のMSDSは米国書式と欧州書式のものがありますが、どちらも英文のみです。MSDSに加えてゴールデン社では、当社の絵具を持ち運ぶ場合に必要な証明書類をご用意しています。また航空会社にこのような材料の持ち込みや検査が必要なことや上記のような書類があることをあらかじめ知らせ、空港に行く前に用意しておくものが他にないかどうかを聞いておいてください。最後に、当社は世界中で販売していますので目的地に当社の代理店がないかをチェックしておくべきでしょう。こうした事柄については当社の国際営業部にお問い合わせください。電話(607) 847-6154(米国)、またはメールsales@goldenpaints.comでお願いします。また製品の価格により手数料や関税がかかることがありますので、通関代行業者が必要な場合もあるでしょう。

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