ターナー色彩株式会社

無臭柿渋
 
木材・布用天然塗料・染料
・無臭柿渋は、天然物から製造しております。
・柿渋は、防水・防腐剤として古くは平安末期から塗料として使用されていたといわれています。
*防水、防腐効果は現在の合成製品には劣ります。
・一般庶民の塗料として、桶や樽、団扇、家の柱などを長持ちさせるため、また漆の代用(下地など)としても使用されていました。
・産業としては、酒作りの用具(酒袋など)・魚網・伊勢型紙・金箔の打紙・番傘・一閑張など強度を増す目的にも使用されてきました。
・民間薬としても、中風の予防、血圧を下げる、やけどに効くなど言い伝えられています。
*ただし、ターナー無臭柿渋は飲用、医薬用ではありませんので、その目的では使用しないでください。
・現在の用途としては、清酒の清澄剤、化粧品、消臭剤(精製品)などが主です。
・また、最近になり天然のすばらしさが見直され、柿渋染めの染料や建築材の塗料として再び脚光を浴びてきています。
柿渋の欠点である臭いを解消
柿渋の大きな欠点として、独特の強い臭いがあります。この臭いを解消するために成分の分子量の大きさの違いに着目。分子量の大きいタンニンはそのまま残し、分子量が小さく臭いの元となるタンニン以外の成分を分離して取り除きました。この先進技術により柿渋の効果はそのままに、全く臭わない「無臭柿渋」が誕生しました。
[注意事項]
・ 古くなったり低温(10度以下)の場所に保管したりすると固まって使用できなくなります。特に小さな容器に移し替えると固まるのが早くなります。冬季は特にご注意ください。
固まりがクリーム状からジャム程度で柔らかい場合は、煮沸することで元に戻ります。ゼリー状になったものは元に戻らず使えません。

・無臭柿渋は3年ものです(3年間熟成)。
・無臭柿渋の濃度は、3%以上です(タンニンとして)。度数表示では、無臭柿渋はにおい成分などの夾雑物を取り除いているので、普通の柿渋と単純には比較できませんが、3〜4度に相当します。ただし度数は比重による分類であり濃度を直接あらわしているわけではありません。
・柿渋には抗菌作用があるといわれますが、詳細は解明されていません。柿渋の抗菌作用や染めた布の抗菌試験の報告はありますが、柿渋を塗ったり染めたりしたものに常に抗菌作用が出るとは限りませんので、ご注意ください。当社では抗菌用途は推奨していません。
柿渋を木に塗装する
柿渋は素人にも気軽に扱える塗料です。ぜひ挑戦してください。
@サンドペーパーをかける
塗る前に必ずサンドペーパーをしっかりかけて素地の調整をする。ペーパーは180番くらいの粗いものを使用するとよい。
木に汚れがついている場合、ペーパーでよく落としておかないと、柿渋を塗った後にはっきり目立ってしまう。

A木目にそって塗る
木目にそって、一定方向に刷毛を動かして塗っていく。
柿渋は、水のようにさらりとしているので塗りやすい。
刷毛は、普通のペンキ用のものでよい。使った刷毛は、よく水洗いする。
濃くなりすぎると薄くすることができないので最初は2倍ぐらいに水で希釈して使用するとよい。

Bウェス(布)でふき取る
塗り終わると表面に細かい気泡や、ムラがあったりするのでウェス(布)で均一になるようにふき取る。
その後は自然乾燥。(約24時間)

【塗布面積】
1リットル10u(原液で一回塗り当たり)
※樹種、吸い込み具合、希望仕上りにより異なります。
【注意事項】
※柿渋は塗って2〜3日後に色が濃くなります。材の種類によっても色の出方が違うのであらかじめ端材などでテストしてください。
※日光の当たった場所が濃く染まり、当たらない場所はあたった場所より薄くなります。光の当たり具合でムラになることがありますので、乾燥には注意してください。
※日光に当てた時間が同じ場合、冬は夏よりも色が薄くなります。
※使った刷毛はよく水洗いしてください。
※鉄分が塗装面にあると、柿渋と反応して黒〜紫に変色します。施工等で鉄粉が飛んでいたり、鉄釘の頭があったりすると、変色しますので注意してください。
布を染める場合
【使用方法】
・布を中性洗剤などでよく洗う
・ボールなどに柿渋を入れて、布をゆっくりと浸して、軽くしぼります。
水で薄めた柿渋(倍程度)で数回に分けて染めるとムラなく染まります。
鉄の容器は柿渋と反応するので、使わないでください。
・日光の当たる風通しのよい場所で全体をきれいに伸ばして干します。
【注意事項】
※日光の当たった場所が濃く染まり、当たらない場所が薄くなります。光の当たり具合でムラになることがありますので、乾燥には注意してください。光に当てた時間が同じ場合、冬は夏よりも色が薄くなります。
※日光の当たり具合を応用して模様をつける事も可能です。
※染色の際はゴム手袋を御使用ください。
※綿が最もきれいに染まります。ポリエステル等の化学繊維は、染まりつきが悪くムラになりやすいのでお勧めしません。どうしても染めたい場合は、3-5倍に希釈して何度も染めるようにしてください。
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