プロに聞くオープンアクリリックス--MASAE KARIYA

苅谷昌江氏WEB SITE
私は、通常は油絵を描いています。以前より、油絵の具の発色が好みなので、使用していました。
層を重ねて描くので、絵の具の乾きまちの時間短縮が出来ないものかと思っておりましたが、アクリル絵の具絵では乾くのが早すぎるという欠点がありました。以上の経緯をもとに今回、オープンアクリリックスを使用させていただきました。

A)ラワンベニヤにグロスメディウムを二層ぬったものに、水性のジェッソを薄めにといて二層塗る。
B)通常A)に直接油絵の具で描き始めますが、今回はA)の後、オープンアクリリックスを使用。

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乾く時間を調節出来る
オープンアクリリックスのシンナーを使用すれば、油絵の具もしくはそれ以上乾燥を遅らせる事が出来る。また、通常のGOLDENを混ぜあわせれば、乾燥時間を縮める事が出来る。このようにオープンアクリリックス単体使用ではなく、通常の商品を併用することで、乾燥時間を自在に操作出来るようになる
透明感が美しい
オープンアクリリックスの色のほとんどが透明色です。層を重ねて描く描き方には、使用感がよいです。
色の保存が楽
私は、紙パレットに絵の具を出し使用しております。
作業が終わった後は、サランラップを掛けています。オープンアクリリックスはこの状態で、約2週間全く乾燥しませんでしたので、使用中の色の保存がとても楽です。
絵の具を盛り上げて使用できない
オープンアクリリックス単体使用では、絵の具を盛り上げて使用が出来ない。筆跡をきつく残そうとした場合では、全く乾かない。 (私の場合)ジェッソ下地の上にモデリングペーストを使用し、盛り上げ感を作る。その上にオープンアクリリックスを使用することで、盛り上げ感を足しました。
絵の具を重ねていくと画面が ずるっとして塗りにくくなる
何度も重ねて描いていくと、画面がつるつるしてくる。そうなってくると、細かい表現が難しくなる。
(対処法)描いた絵の上に絵の具の食いつき感を再生するため、ソフトゲル(マット)を薄く塗る。
不透明色の表現が難しい
私は、描くとき、透明色だけでなく、不透明色も使用し、画面の色のバランスを表現します。オープンアクリリックスは透明色は美しいですが、不透明色がほとんどないので、通常のアクリル絵の具の不透明色の使用をおすすめします。

私が、今回オープンアクリリックスを使用してみて感じたとことは、アクリル絵の具の乾燥時間を調節出来るすごい商品だとおもいました。
単体使用することも好みによって、良いとおもいますが、今まで持っているアクリル絵の具にオープンアクリリックスの好きなラインナップを買いたすことで、私自身、気になっていましたアクリル絵の具の乾燥時間を調節出来る様になります。今までの持っているアクリル絵の具も活用し、発色・乾燥時間・透明感等を操作する事が出来ると思います。